リスク区分を細分化してリスクの違いに応じた保険料

自動車保険の自由化後、任意保険において様々な変革が行われましたが、その中の大きな出来事として、リスク細分化の普及というのがあります。

外資系の自動車保険が先鞭を切ったのですが、その後ドンドン他の保険会社にも波及し、現在ではリスク細分型の保険がすっかり主流になってしまいました。

車の保険の保険料は本来、ドライバーの年齢や運転歴を考慮して決められます。

より自動車事故のリスクの少ないドライバーはより安く、リスクの高いドライバーは高く設定されるのですが、それをより細かく細分化して個人に合わせ、無駄の無く保険を掛ける事が出来るのがリスク細分型保険です。

上で紹介したようにリスク細分型保険は保険の自由化に伴い登場した新しいタイプの保険なのですが、保険業法施行規則により提示される9つのリスク要因を元に保険料を定める事が認められています。

保険業法施行規則によると、年齢や性別に始まり、運転歴や使用目的、年間の走行距離や自動車をどの様に使用しているかということ、また、住んでいる地域や自動車の種別、安全装置が取り付けられているか、自動車を何台所有しているかと言う事がリスク要因として挙げられています。

保険の掛け金は、保険料の支払い分にあたる純保険料と、保険会社の経皮や代理店の手数料などが含まれる付加保険料で決まります。

そのうちリスク細分型保険料で決まる部分は純保険料になり、保険会社によってリスクを計る裁量は変わりますので、当然同一人物でも保険会社によって掛け金は変わってきます。

リスク細分型保険はCMなどで見かける場合も多いですが、利用するとかなり保険料が安くなるというようなイメージがあります。

勿論、細かく分析した結果の上、掛け金が安くなる方もいらっしゃいますが、逆に掛け金が高くなる方もいらっしゃいます。

リスク区分で定められたリスク要因の状況によって保険料が安くなる人もあり、逆に高くなる人もあるというのが、リスク細分型の保険の特徴ということになります。

このようなことから、リスク細分は各社が加入者のターゲットを絞り自社の保険の特色を出すための手立てにもなっています。

走行距離をリスク区分に採用して走行距離の少ない人をターゲットにしたり、ゴールド免許を優遇して優良ドライバーをターゲットにするなどがその例です。

いわゆる優良ドライバーにとっては「なぜ安全意識の低い人のために我々優良な人が高い保険料を払わなければならないんだ」というモヤモヤが解消されるリーズナブルな保険だともいえます。

また、各社の自動車保険が多様化し保険料の相場が拡散した要因の一つにもなっています。

リスク細分化保険は任意保険の自由度の高さを表す保険ですので、上手に利用していきましょう。


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